速さを追い求めたらHTMLになった - Studioレンダリングエンジン刷新の2年半 -

Category: Web Standards Track: N/A 00:00 - 00:00 発表言語: ja

近年のWebサイトは高機能化と引き換えに、JavaScriptやランタイムへの依存を強め続けています。

Studioでも長年Vue/Nuxtを利用したレンダリングを採用していましたが、ホスティングしているサイトは数十万、大規模なサイトも増加し、高速化や保守性に課題を感じるようになりました。

私たちは「より速いWebサイト」を目指し、JavaScriptを減らし、ランタイム依存を無くし、より簡素なHTMLを出力する方向へ舵を切りました。

その結果として生まれたのが、JSONからHTML/CSSを生成する新しいレンダリングエンジン(HRC: Healthy Rendering Composer)です。

開発を進める中で、WebアーカイブやAIによる利用、通信環境の厳しい僻地でのアクセスなど、Webサイトに求められる役割について改めて考えました。そして、高速化を追求した先には、ポータブルで寿命の長いHTMLというWeb標準がありました。

本セッションでは、Studioのレンダリングエンジン刷新を題材に、HTML生成基盤の設計、DomをASTとして扱うアプローチ、 SSRからISR、表示の互換性、そして「ヘルシーなインターネット」という考え方に至るまでの試行錯誤を紹介します。

菅原 孝則

菅原 孝則

Studioでエンジニアとして開発に従事。 直近2年半は、Studioのレンダリングエンジン刷新プロジェクト「HRC(Healthy Rendering Composer)」を担当。 HTML/CSS生成基盤の設計・実装や、Web標準への対応、パフォーマンス改善に取り組んでいる。