速さを追い求めたらHTMLになった - Studioレンダリングエンジン刷新の2年半 -
近年のWebサイトは高機能化と引き換えに、JavaScriptやランタイムへの依存を強め続けています。
Studioでも長年Vue/Nuxtを利用したレンダリングを採用していましたが、ホスティングしているサイトは数十万、大規模なサイトも増加し、高速化や保守性に課題を感じるようになりました。
私たちは「より速いWebサイト」を目指し、JavaScriptを減らし、ランタイム依存を無くし、より簡素なHTMLを出力する方向へ舵を切りました。
その結果として生まれたのが、JSONからHTML/CSSを生成する新しいレンダリングエンジン(HRC: Healthy Rendering Composer)です。
開発を進める中で、WebアーカイブやAIによる利用、通信環境の厳しい僻地でのアクセスなど、Webサイトに求められる役割について改めて考えました。そして、高速化を追求した先には、ポータブルで寿命の長いHTMLというWeb標準がありました。
本セッションでは、Studioのレンダリングエンジン刷新を題材に、HTML生成基盤の設計、DomをASTとして扱うアプローチ、 SSRからISR、表示の互換性、そして「ヘルシーなインターネット」という考え方に至るまでの試行錯誤を紹介します。